珍獣に会いたい

暇なのでブログ書きます

3年ぶりの知床 2022年9月 ①

 

知床大好きな私。

実は今年のGWに知床に行きたくて、仕事の予定が決まってから2泊3日の知床を計画しようとしたんですが、この時期コロナの呪縛から世間がようやく解放され始めたGWということもあり航空券が高騰。この値段は出せない・・・ということで諦めておりました。

ちなみに、計画を立てていた頃はクルーズ船事故はまだ起きておらず、知床は大盛況だったようです。知床人気が高まっていたわけです。

 

今年のGWは珍しく旅行にはいかず、父の還暦祝いがあったこともあり家族で恒例のアマゴ釣りなどをしてゆったりと過ごしていたのですが、父が家族で秋にどこか行こうと提案し、それならば知床がいいというと航空券を予約してくれました。

この数日後知床でクルーズ船事故が起きました。知床のクルーズ船には前回シーズンオフで乗ることができず、次回はと憧れを抱いていたのでとてもショックでした。行くだけで心がわくわくする素晴らしいスポットだと知っているので、乗船した人たちもわくわくした気持ちで出かけたんだろうと考えるととても悲しくなり落ち込みました。

 

当時はもう行きたくないという気持ちにもなりました。楽しい気持ちで過ごせないだろうと思っていました。しかし父が予約してくれた4人分の航空券はGWほどではないとは言え、本数の少ない女満別と名古屋の直行便の往復でありキャンセルするにはあまりにも痛い出費になってしまう値段であり、5か月後の予約であったので一度その予定のことは考えずキャンセルはしないでおこうということになりました。

 

9月には時間がたち、報道もなくなり、クルーズ船の運航が再開し、知床に対しての悲しいイメージが少し和らぎました。遺族の方の悲しみは永遠に続くと思います。

航空券はキャンセルせず家族で知床に行くことにしました。知床の自然は四季によって様相が大きく変化します。素晴らしい場所なので家族にも知床を見てほしかったし、一緒に体験したかったし、9月の知床の姿を見たかったのです。

今回もあらかじめ知床五湖のトレッキングを予約しました。また新たに夜の星空観賞ツアーを予約しました。

知床五湖、星空観賞は2つ目の記事で紹介しようと思います。

個人的な見解ですが、旅慣れた人はツアーには申し込まず、個人的に交通手段やチケット等を確保したくさんの場所を見て回ることを良しとする風習がある気がします。(偏見かもしれませんが。。)

しかし、私はアクセスなどを把握していたとしてもツアーに申し込んだ方がいいと思います。

登山などはそれぞれの日程や天候、体力の問題に左右されるのでツアーだと物足りない思いをすることもありますが、名勝地を見るときには解説があったほうがその場所の体験が豊かになります!

五湖ツアーは知床国立公園に住む野生動物の習性、野生動物との関わりで気をつけるルール、五湖の特性など教えてもらえました。

星空観賞ツアーはリアルタイムプラネタリウムでした。夏の大三角、天の川だけでなく宇宙のことに詳しいガイドさんが人工衛星の探し方、宇宙ステーションの探し方など知らなかった知識をたくさん披露してくれました。また星空観賞と夜行性動物のツアーはどちらに重点を置いているかの違いであって、両方兼ねているのでとても充実した時間を過ごせました。なんと、絶滅危惧種シマフクロウに出会うことができました。あとはたくさんのかわいい狐に出会いました。

ガイドさんがどうして知床に移住したのか、知床のいいところを紹介してくれたりと今回もツアーでないとできない体験ばかりでした。

 

ちなみに今回予約したツアー会社はこちら。

世界自然遺産知床を自然ガイドと歩こう | 知床ネイチャーオフィス (sno.co.jp)

前回はシンラさんで予約しましたが今回は予約がうまくいかず、父がベルトラから予約してくれました。星空観賞はお手頃なのに密度がすごくて特におすすめでした!

 

また、最初はクルーズ船に乗るのは気が進まず、乗る予定はありませんでしたが、他の会社は安全管理に努めており、しかし事故によって営業益が大幅に低下して、困っているとのことであり、復興にために安全管理を徹底しているという話も聞き、それであれば乗ってみようということになり、大型船のオーロラ号にも乗船しました。今年はカラフトマスの遡上がまだ少ないこともあり、ヒグマを見たかったのですが見ることはできませんでした。しかし、海からみた断崖絶壁は絶景でした。

 

知床五湖で見た倒木 自然のアートでした

 

知床五湖 湖に反射する山並みがきれい

 

オーロラ号から

▲有名なカムイワッカの滝です